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蛍の光の歌詞の意味は?

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卒業式での定番ソング

「蛍の光」

ぱっと口ずさめる方も多いと思いますが、
どんなことを歌われているのかは意外と考えたことはないですよね。

ということで、今回は蛍の光の歌詞の意味について
書いていきます!

まずはざっくりまとめて欲しいという方に向けて
ざっくりとまとめます!笑

1番 クラスメイトとの別れ
2番 クラスメイトとの別れ
3番 一緒に国のために尽くそう
4番 一緒に国のために尽くそう

という流れになります。

1881年に小学校に導入され、
3番、4番は現代ではほとんど歌う機会はないようです。

私自身そもそも4番まであったことを今回の記事を書いていて
初めて知りました!!!

蛍の光 1番の歌詞の意味

まずは1番からスタートしましょう!

螢の光 窓の雪
ふみよむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞ今朝は 別れゆく

とても馴染みのある歌詞ですよね。

螢の光窓の雪

ここは中国の故事である「蛍雪」が元になっています。

まず、「螢の光」についてです。

こちらは、中国(晋)の車胤(しゃいん)という若者の話が元になっています。
家が貧しく、ともしび用の油を買えなかったために、
蛍を布袋に入れ、その光で勉強したと言われています。

次に「窓の雪」についてです。

車胤と同様に、孫康という若者の家も貧しく、
窓から入る雪あかりで勉強したと言われています。

蛍雪というのは、「苦労して学問に励むこと」という意味になります。
また、「一途に学問に励むこと」という意味でも使われます。

ふみよむ月日 重ねつつ

こちらはシンプルですね。

「文」を読む月日を重ねていた

現代でいえば勉強をしていた
ということになりますね。

「すぎの戸を」「あけてぞ今朝は」

注目ポイントは
「すぎの戸」をという部分です。

・「杉の戸」と、「時が過ぎる」にかかっているそうです。

さらに、次の歌詞の「あけてぞ」は「夜が明ける」
というかかりもあるようです。

杉の扉って?
と思いますが、昔は杉で作られた扉も多かった様で
そんなに違和感もない流れなんでしょうね。

1番まとめ

1番の中で聞きなれない言葉をまとめてみました。

ざっくりと全体の流れをまとめると、

「一緒に勉強した友との別れ」

という意味になります。

まさに卒業式に相応しい歌だったわけですね。

蛍の光 2番の歌詞の意味

では歌詞からいきましょう!

止まるも行くも 限りとて
互いに思う ちよろずの
ここの端を 一言に
幸くと許り 歌ふなり

止まるも行くも限りとて

学校でいれば、在校生も、卒業生も
今日でお別れ、今日限りですよ
という意味になります。

互いに思う ちよろずの

ちよろずを感じで書くと、
「千万」と書きます。

これは「数限りない」という意味になるので、
お互いを限りなく思っています
という意味ですね。
泣けます。

こころのはしを 一言に

これは「心の声を一言にすると」という意味ですね。

幸くと許り 歌ふなり

「さき」というのは「無事で」
という意味です。

「無事でいてください」という意味ですね。

2番まとめ

2番をまとめると、

お互いを思うことは数限りないけれども、
「無事でいてね」とこの歌で伝えるよ

ということになるかと思います。

蛍の光 3番の歌詞の意味

螢の光は実は4番まであったことはご存知でしたか?
まずは3番から行ってみましょう!

筑紫の極み 陸の奥
海山遠く 隔つとも
その真心は 隔て無く
一つにつくせ 國の為

筑紫の極み 陸の奥

筑紫の極み=九州の端
睦の奥=東北の端

つまり、日本全国という意味ですね。

3番まとめ

3番をざっくりまとめると、

九州の端や東北の端は海や山で遠く離れていたとしても、
一緒に国のために尽くそうという

という意味になります。

蛍の光 4番の歌詞の意味

では4番もいってみましょう。

千島の奧も 沖繩も 
八洲の内の 護りなり
至らん國に いさおしく 
努めよ我が兄 恙無く

千島の奧も 沖繩も
八洲の内の 護りなり

千島は北海道、沖縄は沖縄ですね。

八洲というのは、「日本」の古い呼び方です。

つまり、千島も、沖縄も日本の国土で、守りましょう
ということですね。

至らん国に いさおしく

至らん国には「国至る所で」、
いさおしくは「勇ましく」という意味です。

4番まとめ

4番の歌詞をまとめると、

千島も、沖縄も日本の国土です。
日本のどこにいようとも、それぞれの場所で
無事に、元気で、勇ましく任務を果たしてください。

という意味になります。

蛍の光の4番は歌詞が変わっていった?

蛍の光は実は3番、4番があったということで、
いろいろ調べてみたのですが、
特に4番の歌詞は時代によって領土が異なり、
歌詞も変わっています。

・明治初期
千島の奧も 沖繩も 八洲の外の 護りなり

・千島樺太交換条約・琉球処分を受けて
千島の奧も 沖繩も 八洲の内の 護りなり

・日清戦争後
千島の奧も 台湾も 八洲の内の 護りなり

・日露戦争後
台湾の果ても 樺太も 八洲の内の 護りなり

この様な変化があり、内容が戦争に関わる内容
ということで戦後は歌われることはなくなりました。

まとめ

普段何気なく聞いたり、歌ったりする
螢の光の歌詞をまとめてみました。

なんとなく歌っていましたが、当然ながらいい歌でしたね!
メロディーもさることながら、やはり愛される歌なんだなぁ
と感じました!